立秋|最近の小話

こんにちは。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
看護師の長澤です。

最近は雲も夏らしくなってきましたね。真夏の到来といったところでしょうか。

24節気では立秋とありますが、その気配はまだ感じるのは難しい日々が続きそうです。

最近私はといえば、現代思想というものに興味が出てきました。

そこで今回も図書館に行って、デリダ、ドゥルーズ、フーコーなどあらゆる哲学者の書籍を借りて、意気揚々と読み始めました。

意気揚々と読み始めたがいいものの、難解な言い回しや言葉が多く、自分がちゃんと内容を把握しながら読めているのか、ただ読んでいる気になっているだけなのか読み進めど、読み進めど苦しくなっていく一方です。

私が選んだ哲学書は原書を読む前に予備知識が必要な内容も多く含まれていることが多いことがあとで分かり、丸腰で挑んだ私が「愚か」でした。

借りてきた書籍はどれも非常に難解で、結果として挫折して途中で本は閉じてしまいました。

また今度予備知識をつけて、挑戦したいなあと気持ちは残しながら。
私に難しい本でもサラサラと読める頭があればなあと少し悲しくもなりました。

そんなときに千葉雅也氏の「現代思想入門」という本を読みました。

この本はとても読みやすく、難解な哲学書も易しい言い換えで解説してくれ、初心者としては飲み込みやすいものでした。

その書籍に哲学者ドゥルーズ氏の言葉で「全ては過程である」という一文がありました。

全ては過程なのだから完成も未完成もない。継続する限り、失敗などあり得ない。

その一文を読んだとき、ああ、そうかと思うと同時にほぼ日の糸井さんの言葉を思い出しました。

「自分の文章に自信はない。けれども文章が書けるようになる自信はありますよ。」と。

糸井さんほどの人が文章に自信はないということに、非常に驚きですが、やめなければ、やめさえしなければ到達できる可能性は消えない。

そのことを糸井さんは知っているのだと思います。

それは誰にでもに当てはまることなんだと思います。

私のように難解な文章を読みたいと挑戦し続けることも、ダイエットで−5kg目指そうとすることも、リハビリを継続してなんとか機能改善を図ることも、おうちで転倒しないようにと努めることも。

全ては過程なのです。

たとえどんな過程があっても自分でやーめたっ。としなければそれは失敗ではありません。継続しているのです。

一旦やめることに対して、すぐに自己嫌悪や失望につなげてしまうのは自分が少しかわいそうかなとも思うのです。

一旦やめたとしても、どこかでちゃんと思い続けていれば、ひょんなタイミングで一気にスイッチが入ってできちゃうかも。一歩目標に近づくことができるかも。

僕はそんなふうに自分にも、私と関わる全ての人にも期待していたいと思うのです。

僕もまたそろそろ哲学書を開こうかな。

これからも暑い時期が続きますがお体にはお気を付けてお過ごしください。

Follow me!