素朴な疑問
素朴な疑問~Q17~ 訪問リハビリと病院リハビリの違いはありますか?


回答者:芝西さん(作業療法士)
リハビリテーションには様々な領域や分野があり、各々の専門的なアプローチがあります。
今回は、訪問と病院のリハビリの違いを対象者と目的に分けてごく簡単に説明します!
訪問リハビリ
対象者:通院困難な方、退院後の在宅生活に不安がある方
目的 :在宅生活の維持・向上、日常生活動作の自立、社会参加
病院リハビリ
対象者:病気や怪我により身体機能が低下した方
目的:身体機能の回復、日常生活動作の改善、社会復帰

訪問リハビリの大きな目的としては安全な在宅生活を継続する事や社会参加の機会を獲得する事が挙げられますが、「リハビリテーション」の本来の意味は「権利・名誉・尊厳の回復」であると言われています。
そのため「再びその人らしい状態になる事」もとても大切であり、上記の目的の他にも「庭の花に水やりをする」など、その人にとっては大切な作業や役割を再獲得することも重要になります。訪問リハビリでは利用者さんの慣れ親しんだ、ご自宅でのリハビリとなるため、病院と比べるとより具体的なアプローチが可能となると思います。
いろはかえで訪問看護リハビリステーションでは「その人らしさの再獲得」も行えるようにお手伝いします!