棚からぼた餅
こんにちは。長谷川です。
ちょっと自己紹介っぽくなるのですが、私は何年か前に「産業カウンセラー」という民間資格を取りました。
産業カウンセラーは、ざっくり言うと働く人と組織を支援するもので、「メンタルヘルス対策への支援」「キャリア形成への支援」などを活動領域としています。
今回はその中でも「キャリア」について少しお話を。
キャリア形成の8割は偶然によって決まる!?
仕事でもプライベートでも、振り返ってみると、ちょっとしたタイミングやご縁が重なっていまの自分の状況を形作っている、という方も多いのではないでしょうか。
あるキャリアに関する研究では「キャリア形成の8割は偶然によって決まる」とも言われています。
これはスタンフォード大学のJ.クランボルツ先生が提唱したプランドハップンスタンスセオリーという理論のなかで言われていることです。
「ん?じゃぁ、どうせ自分で計画しても意味ないんだったら、棚ぼた的に起きることを待ってる方が楽じゃん。」という声も聞こえてきそうな気がします。
これも個人的には否定しませんが、やはり能動的に行動をしていく方がきっと充実した人生になるのではないかと思うのです。
そこでたとえば↑の話で出てきた「棚ぼた」について考えてみましょう。
「棚からぼた餅」とは言うものの、自分で少なくとも棚の下まで行かないとぼた餅は手に入りません。
これはつまり、自分の行動が結果として偶然を生かすことになる、ということになります。
生きていく中で、こうした偶然が起こるかもしれない棚をいくつか持っておきましょう、と言うのがこの理論の私なりの解釈です。
例えば、日常生活でも職場でも、自分の関心のあることを日頃から周りの人に話しておくことによって、いずれそれにまつわる仕事につながる、などと言うこともあるのではないでしょうか。
特に今はコロナ禍で様々な行動制限があったり、気持ち的にもブレーキをかけてしまいがちな昨今ではあります。
だからこそ、自分でちょっと意識して、起こるかもしれない偶然の「棚」を用意しておくことで素敵なキャリアを築いていきたいものです。
(仕事もプライベートも含めた人生全体がキャリアです!)