いろはブログ

スタッフの日常 訪問リハビリ

久しぶりの大正琴

こんにちは。作業療法士の吉田です。

今日は関東の平野部でも警報級の積雪予報もあり、とても寒いですね。

どれだけ積もるのか、明日の朝の道路は凍結しないか、とても怯えています。

スタッフ皆が、事故なく怪我なく、皆様のもとへ訪問できるよう祈るのみです!

皆さんも一緒に祈ってください(笑)!

大正琴が趣味だったご利用者様のエピソード

先日のある利用者さんの訪問リハビリ中…

10年ほど前まで、趣味で大正琴をやられていた利用者さんでしたが、目が見えづらくなったこともあり、段々と弾く機会も減っていたようです。

慣れ親しんだ作業、リハビリでも再開できないかと僕からもご家族からも提案してみましたが、「もう見えないから。」と断られてしまうことも何回かありました。

ところが、そもそも大正琴をよく知らない僕は介入中にYouTubeで流しながらご本人に「これが大正琴ですか?」と聞いてみました。

すると、「よく見えないね。見せましょうか。」と、突然立ち上がり、押し入れへ。

押し入れから大正琴を引っ張り出してなんと!弾いてみせてくれました。

手元の弦、キーはほとんど見えていないようで、最初は探り探りでしたが、段々と思い出したようで「チューリップ」を弾いてくれました!!

最近は寒いこともあり、「寝ているのが1番楽!」と口癖のようにおっしゃっていましたが、「また、少しやってみましょうかね」と笑顔で弾いてくれ、慣れ親しんだ作業の威力はすごいですね。「作業」の大切さを日々感じています。

そして、今は麻痺のある方がどうやったらご自分で爪を切れるか。

他のスタッフとあーだこーだ言いながら、爪切りを改造中です。

こういう時、やっぱり非担当性の強みを感じ、心強いです。

「〇〇をやってみたけど、できなかった。」
「〇〇をやってみたいけど、できないかな?」

どんな些細なことも、もしくは壮大な目標も(笑)一緒に共有して形にしていけるよう、いろはかえでのスタッフにお手伝いさせてください!